和紙提灯は昔ながらの味わいがあって、現代でも人気の高いアイテムです。
ビニール提灯と同様、店舗前に吊るし、看板代わりとして販促宣伝や営業中であることをお知らせする告知アイテムとして活用されています。
しかし和紙である以上、水に濡れることを良しとしない素材であります。雨が降って来てしまえば、濡れるだけならまだしも、最悪、破損してしまう可能性さえあるのです。
そのため、屋外での提灯使用にはビニール製をオススメする傾向にあるのですが、それでも和紙が良いと望まれるお客様にとって、嬉しいお知らせを今回はお送りします。
撥水提灯のメリットとは?ちょっとした違いが大きな差を生む
和紙は水気を嫌います。雨が降ればすみやかに収納することをオススメします。それ以前に屋外で使用される際は、専用のビニールカバーが必須と言えます。
しかし、ビニールカバーをかけた和紙提灯は風情がないと感じる・・・そんな時には、素材に加工を施した物をご紹介する形になります。
- 和紙提灯に耐水性を施す加工
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和紙提灯に耐水性を与える加工には、昔から油引きと呼ばれる手法が用いられてきました。
これは提灯に使用される和紙に油を塗り、耐水性を持たせるものであり、独特の香りと色があります。
問題の撥水効果のほどは、期待に応えられる物ではないかもしれませんが、伝統的な味わいを生み出すことが出来るので撥水とは違う意味で人気です。
一方、撥水提灯と呼ばれる物があります。これは素材に撥水処理を行ったもので、匂いや色の変化などが見られず、折りたたんで収納する時、油引きのようにくっつかない。それでいて耐水性を加えることが出来ます。
撥水加工のメリットは油引きに比べて耐水性が高く、しっかりと水を弾く点です。
もし、油引きのちょうちんに設置していた場合、水に濡れたら、意外なほどもろく破れてしまう可能性がございます。
しかし撥水提灯であれば、油引きに比べると高い耐水性により、簡単に破れる事はございません。
また、急な雨が降ってきたとしても、その雨により簡単に濡れることはありません。
油引きも撥水も、和紙に耐水性の加工を行う似たものですが、ほんの少しの違いにより、提灯の耐水性は大きく変わります。
撥水提灯を使う上での注意点!
撥水提灯は、油引きに比べると耐水性を持っています。そのため、屋外設置をしたくなります。
確かに撥水提灯は、簡単な雨であれば降り注いだ雨が水滴となって、地面に落ちます。
しかし、使い続けることで自然と耐水性や撥水性は弱くなっていきます。
よって、いくら撥水提灯であっても、常時屋外で使用する際には、専用のビニールカバーをお求め頂きたいと思います。
撥水和紙とビニール。どちらの提灯素材がオススメ?
撥水提灯であれば、屋外設置をしていても安心できる部分が多く、ビニールカバーを併用すれば、さらに安心して設置することが可能です。
このことを踏まえて和紙とビニール、どちらの良いかといえば、単純な耐久性を求めるのならばビニールが良いでしょう。
味わいを求めるのであれば、和紙がやはりオススメです。
味わいと耐久性、撥水提灯を活用すれば、両者を併せ持った店舗装飾を作成出来ます。
なお当店としては、やはり雨が降ることも考えると専用のビニールカバーを併用すること、もしくは雨が降ったら、収納することをオススメ致します。
撥水提灯にご興味をお持ちの際は、お問い合わせ窓口よりご相談下さい。