ちょうちんの道路法!設置方法を考えたくなる話

提灯と道路法

オリジナルで提灯を制作して、お店の販促やイベントの宣伝を行う場合、事前に確認して頂きたいことがあります。

今回は、この提灯の道路占有について考えていきます。

法律や条例に触れて行く、難しいテーマとなります。意味を噛み砕いてお伝えする入門編のような位置づけでお考え下さい。

宣伝目的で提灯を設置する場合に注意すべきことは?

もっとも注意しなければならないことは、提灯を設置する場所です。

何処に設置し、宣伝を行うのか? この点を考えてみましょう。

お店の前に設置する

お店の前に自店舗の余剰スペースがあり、このスペースを使いたいと考えた末、提灯を設置した場合、道路に対する制限を受けることはないでしょう。

しかし、その余剰スペースの管理者が別にいる場合、制限を受ける可能性があります。

歩道を挟んで設置する

お店の前にある歩道を挟んで、車道沿いに提灯を設置する場合には、制限を受ける可能性があります。

場合によっては、その場所に提灯を設置するのが困難な可能性があるため、オリジナル制作を依頼する前に管理者に確認しましょう。

ちなみに道路の管理者は、各地の地方自治体が対象となります。

お店の軒下に設置する

お店の土地である場合多く、一般的には制限を受けづらい場所です。

しかし、屋外に向けて設置する以上、何らかの制限を受ける可能性があります。

この場合では、まず完成予定である提灯のデザインから管理者に判断してもらうのが良いでしょう。


ここまでの情報をまとめると、管理者が別にいる土地では、確認を取る必要があること。土地の管理者が自分であっても、場合によっては管理者の許可が必要であること、です。

では続いて、提灯の設置許可を得るために決めておきたいことをご紹介します。

提灯の設置許可を得る前に決めておきたいこととは?

管理者である地方公共団体に、提灯の設置許可を頂く前に決めておきたいことは以下の3つです。

それぞれ、順に見ていきましょう。

1、デザインを確認する

オリジナルで制作予定の提灯は、どんなデザインをしていますか? 色は何色で、どんな形状ですか? そこにプリントする文字は?

など、現時点で決まっていることをまとめることで、スムーズな許可申請が可能です。

また、自分が管理する土地に提灯を設置する場合、公序良俗に反したデザインの物は、制限を受ける可能性は高いため、注意が必要です。

2、素材を確認する

素材に関しては、和紙やビニールが主流ですが、中にはスチールフレームを骨に使った物あります。

紙やビニールに関しては素材として安心ですが、スチールフレームの場合、もし強風で吹き飛んでしまったら、重さで落下してしまったら、通行人が怪我をしてしまう可能性があります。

その為、許可申請の際はご注意下さい。

3、設置方法を確認する

設置方法も場合によっては危険性も生まれる為、許可承認の際はご注意下さい。

しかし、設置に関して制限を受けたからと言って変更するのが難しいので、許可が折りなかった場合には仕方がないといえます。


さて、オリジナル提灯を制作する前に確認しておくべきことは、ご覧頂いたとおりです。

作ってしまった後、占有許可が下りなかった場合、悲劇が起こってしまうので事前に決めておくことをオススメします。

では最後に、もし占有許可が下りなかった場合についてご紹介しましょう。

オリジナル提灯が屋外で使えない? そんな時の対処方法

せっかく作ったオリジナル提灯でも、道路を管理する地方自治体から許可が下りなかった場合、どうしたらいいのでしょうか?

店内に置く

もっともオススメなのが、店内看板として使用する方法です。

店内の入り口スペースに提灯を設置し、ご入店なさるお客さまを出迎える形にする。それだけで宣伝用として作られた提灯に意味ができます。

窓際に置く

なにも外で通行人の皆さま方に向かって、宣伝を行う必要はないわけです。屋内から外に向かって宣伝を行う。

それには窓際が最適であり、そこから外側に向かって宣伝を行うのが良いでしょう。

スペースが掛かりませんし、何より許可がいりません。

店内インテリアとして使う

店内で一番目立つ場所に提灯を設置し、インテリアとして使うのはいかがでしょうか?

これであれば、太陽光に触れる心配や雨に濡れることもなく、長く使えるメリットがあります。


この様に、仮に道路法による規制で、地方自治体から設置許可が下りない可能性があっても、提灯であれば別の使い方ができます。

そんな魅力的なを弊社では提灯のオリジナル制作を承っております。

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