記念品として提灯を贈る。
提灯が日用品であった頃からは考えられないことですが、
近年ではこうした使い方が流行っています。
例えば結婚祝いとして、例えば還暦祝いとして。
そして、今回テーマとしてお届けする出産・出生依頼として提灯が作られています。
でも、出産・出生祝いとして作る提灯ってどんなものなの?とか、
かさばるんじゃない?保管場所や方法はどうするの?など、
気になる事も沢山あると思いますので、その糸口をご紹介しましょう。
出産・出生祝いの提灯とはどんな物?ふさわしいデザインは?
出産や出生を祝った提灯は、何も特別珍しい形状の物では無く、
かといって、日常的にある物でもありません。
提灯は昔から、おめでたい時に使用される事が多く、
お祭りや神事などに使用されています。
新しい命が誕生する出産や出生は、お祭りや神事の様にめでたい事であり、
それを祝って特別な事をするのは、至極当然だと言えます。
これを踏まえると、出産・出生を祝う提灯とは、
おめでたい日を特別な形で祝福する物であると思います。
- どんな形状がふさわしいのか?
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現在、単に提灯と言いましても、色々な形状があります。
良く見かけるものとしては、丸型・長型になります。また、旅館や料亭さんなどで見られる提灯は、
看板型・桶型と呼ばれます。さらに、お祭りにまで対象を広げると、弓張り型と呼ばれ、
持ち手が付いた提灯が使用されます。他にも、土産物として各地で見かける物は、
最小サイズのミニ提灯になります。この中で出産・出生祝いにふさわしい形状は、
弓張り型やミニ提灯ではないかと推測されます。この両形状のメリットを挙げれば、弓張り提灯は据え置きが出来る事です。
また、先ほども触れましたが、持ち手が付いていることです。ミニ提灯のメリットはその大きさになります。
非常に小さな物なので、鴨居にかけて飾っておくことも出来ます。もちろん、この2つ以外の形状であっても、特別感は生まれますが、
インテリアとして考えるならば、弓張り型かミニ提灯がオススメです。 - どんなデザインがふさわしいの?
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一般的な提灯ならば、お祭りの名前や協賛者名、
イベント名に商品名などなど、定番のデザインがあります。提灯にプリントや印刷。そして、手書きされる文字を名入れと言うのですが、
出産・出生提灯の場合は、名前を入れることになります。この時、生まれた子供さんの名前を入れるだけではなく、
親の名前を含めて入れるのも良いかと思います。提灯の中で描かれる世界観に奥行きが広がり、
ストーリー性が生まれる為、より特別な品が制作出来ます。
出産・出生祝いとして作成された提灯の保管・収納方法?
出産・出生を祝う提灯ならば、一定期間は飾りとして使用するでしょうし、
誕生日や七五三など、折々を彩る記念日には出して飾りたい物です。
提灯の保管方法は基本的にすべて同じです。
ただし、制作された素材により、多少の違いがあります。
この点に関しましては、下記をご覧ください。
提灯の保管方法!誰にでもできる簡単な手順をご紹介!これで大丈夫!
提灯を虫やカビから防ぐには?和紙とビニール 種類別の収納方法とは?
提灯は基本的に正しく保管・収納することで、
長期的な使用が可能になる物となります。
出産・出生祝いの提灯を制作する時に気を付けたい事
出産・出生祝いの提灯は、目的がはっきりしている分、
制作までのアイデアは練り易い品です。
反面、色々な事が頭に浮かんでしまい、
具体的な完成が難しくなってしまうオリジナル品と言えます。
そこでまずは、明確にプランを立てましょう。
- どちら側なのか?
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出産・出生祝いとなれば、どんな視点で制作するのかが重要です。
我が子の誕生を祝って提灯を・・・なのか?
孫や甥姪の誕生を祝って・・・なのか?
この点を明確にしておきましょう。 - 内容はどうする?
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生まれたお子様の名前を入れるのか?
もしくは、写真などをプリントするのか?
色々なオリジナル性のあるデザイン内容が想像できます。制作の前段階で、しっかりと完成図をイメージしましょう。
- 素材はどうする?
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オリジナル制作される提灯には和紙とビニール、
どちらかで作成することになります。屋外で使用することが無いのであれば、
深みがあって、時代と共に味わいが生まれる和紙をオススメします。
出産・出生祝いの提灯となれば、贈答用やプレゼント用となります。
その為、いつまでも大切にしてもらえるような、
オリジナル製作を行って頂ければ幸いに思います。